佐賀経済新聞 編集部

【SAGAN COFFEE FESTA & 佐賀経済新聞 コラボ企画「みんなのホッと一息ストーリー」 vol.51】
ぺぺんち
吉田誌子さん

　「ぺぺんち」って不思議な言葉の響きだけど、なんだかとても心地よくて、思わず発音したくなっちゃう言葉。
　さて、「ぺぺんち」って一体なんでしょう？

　ぺぺんちを主宰する吉田誌子（ふみこ）さんは子どもの頃、おばあちゃんのことをなぜか「ぺぺ」と呼んでいたそう。そのおばあちゃん「ぺぺ」のお家を空き家にしたくなくて、みんなが集まるシェアスペースとして開放している場所が、その名も「ぺぺんち」。様々なフィールドで活躍する方を招いてお話を聴く「おしごと名鑑100つなぎ」をはじめ、誌子さんが大切にしているキーワード「あそびがまなび」をベースに、大人も子どもも楽しく学べるセミナーやイベントを開催しています。

　誌子さんはこのホッと一息ストーリーのファンだそうで、「自分のホッと一息は何かなぁ」と連載を読んでくださる際に、思いを巡らせてくださっていたそう。家族にも、「ホッと一息するものって何？」と聞いてくださっていたのだそう。そうやって誰かの思考のホッと一息スイッチを押してくださっていたことに感謝です。

　そんな誌子さんにインタビュー、押入れが本棚になったその名も「ぺぺんち文庫」の前で答えていただきました。

「いいよ」

　シンプルだけど、わかるー！！！
　確かに「いいよ」ってホッとしますね。

　誌子さんはこのインタビューの前日、ご友人とコンビニに一緒に行かれた際にその方に「好きなチョコレート、どれでもいいから選んでいいよ」と声をかけられたそう。子どもの時以来大人になって久しぶりに、「どれでも選んでいいよ」なんて言われて、その語尾の「いいよ」の優しさに、全てを認められて受け入れられたような気分になったそうです。こんなにシンプルな言葉で人をホッとさせて、幸せな気分にしてあげれるのなら、私もたくさん「いいよ」と言える寛大な人間になりたいと思いました。

　かつてある人が言ったように「愛とは許すこと」それは、簡単な一言「いいよ」だったんだと改めて気づかされた誌子さんのすてきなホッと一息ストーリーでした。


■ ぺぺんち

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Written by Masayo.
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